技術成功案例
旭化成
プロジェクト名:旭化成ホームズ株式會社様ACOSMOSシステム再編
1. 背景
現在のACOSMOSはサーバとクライアントとで分散共同して処理を行っているクラサバ方式となっている。
2014年4月以降のWindows XP端末のACE-WAN接続禁止に伴い、クライアントAPのWindows7対応が必要となってきている。
また現在サーバは自社構築となっておりその運用に膨大なコストが掛かっている。また2012年度にサーバのEOSLが迫ってきており、サーバのリプレースが必要となってきている。
また、各基幹システムがサイロ型となっており、データやシステムの重複も見られる。
2. システム化の方針
①「変化に強いIT基盤への再編」―――OSやミドルウェアなどの変化に強い方式
サーバ側はWindowsではなくオープンソース化する。また、クラサバ方式ではなくサーバ側で処理が完結する方式とする。
クライアントのOS変更による影響を最小限とすべく、また將來のシンクライアント化も視野に入れWeb化するものとする。
②「持たないITの推進によるTCO削減」―――サーバのPaaS化?Web化
サーバをPaaS化することで投資額を抑制する。また、運用費用の削減?オンデマンド化を図る。
Web化することで改修費用も抑制する。
③「業務にあわせた個別最適ではなく、デファクト?汎用的な設計とする」
RIA等、個別に作り込んだ設計とはしない。プリンタ機種依存?直接印刷等は実施しない等、現狀の機能を前提とした設計とはせずできるだけ
一般的な作り?ツールの使用とする。
④「會計部分の変更」―――ACOSMOSで行っている會計仕訳を「新會計システム」に移行する。
仕訳データ作成からトランザクションデータへの変更
現行の仕訳済みデータから「新會計が規定するI/Fへの変換」のコンバーターを実裝する。
會計向けデータの連攜先の変更(現:AACS/新:新會計システム)
⑤「TaLK(新NICE)による変更の反映?実裝」
NH変換の変更?部材特定業務の変更の可能性。
TaLKからのデータの粒度により積算業務の変更の可能性。
⑥「他システムとの連攜を視野に入れたシステム構成」
機能単位での新システムへの切替や將來の共同物流時のシステムの分離?他システムとの連攜を視野に入れた設計とする。
⑦「機能のシンプル化」
過剰機能?利用頻度の低い機能の削減?集約により機能のシンプル化を図る(ACOSMOS-NET工程管理?IR-Navi等)